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レタスの育て方で準備するもの
以下に紹介するものを準備して、初心者でも簡単にベランダでプランター栽培を始めましょう!
プランター
横幅20~40cmの小型タイプか60~65cmぐらいの標準タイプのプランターを準備します。
レタスはあまり深く根をはらないので、浅型のプランターでも栽培できます。
土
プランター栽培の場合は野菜用園芸土(培養土)が手軽でお勧めです。
レタスの苗
種を直接蒔いても栽培できますが時間がかなりかかるので、初めのうちは苗を植えて栽培をする方が簡単に育てる事が出来るのでお勧めです。園芸店やホームセンター等で購入できます。
本葉が4~6枚ほどついていて、葉の色が鮮やかで葉先がかれていない元気な苗を選んで下さい。購入する時は葉の裏に害虫の卵等がついていないか確認をしましょう。既に害虫に食べられたあとがある苗は避けた方が無難です。
鉢底石または赤玉土
レタスは多湿を嫌う野菜ですので、プランターの底が隠れるぐらい準備しておきましょう。
レタスの苗の植え付け
培養土を準備します。
プランターの底全体に、鉢底石または赤玉土を敷き詰めます。
プランターの6割ぐらい培養土を入れます。苗の植え付けの2週間ぐらい前までに準備をして土をなじませておきましょう。
レタスの苗を植え付けます。
苗の間隔を15cm以上取ってポットから出したレタスの苗を土の上に置きます。苗をポットから出す時はポットの土が崩れないように気を付けて取り出すようにします。レタスの苗の根元まで土を加えていきます。プランターをゆらしたりして土を平らになるようにします。その後苗の根元の土をしっかりと押さえて、苗を安定させましょう。レタスの苗は深く植え付けると、大きくなりにくいので気持ち浅めに植え付けるようにします。苗を植えたらたっぷりと水をやります。
レタスの生育中の注意点
水やり
苗を植え付けてしばらくは苗がしっかり根付いていないので、苗に直接水を与えるのではなく、苗と苗の間に水を与えるようにします。苗が根付くまで(約2週間)はたっぷりと水を与えるようにします。根付いた後は土の表面が乾燥したらたっぷりと水をあげてください。
水をやりすぎると根腐れをおこしてしまいますので、水のやりすぎには気を付けてください。
レタスの追肥と土寄せ
苗を植え付けてから2週間後に1回目の追肥を行います。プランター全体に10g程度の化成肥料を撒きます。この時に土寄せを行い、苗を安定させます。その後は2週間に1度同じように追肥・土寄せをします。土が減ってきたら土増しも行うようにしましょう。レタスが結球し始めた時は特に肥料を必要とするので必ず追肥をするようにします。
レタスと害虫
レタスはヨトウムシ・アブラムシ・ネキリムシなど害虫が発生しやすい野菜です。防虫ネット等を使用して、害虫がつかないように気を付けましょう。
防虫ネットも完全に防ぐことが出来るというわけではありませんので、防虫ネットをしていても、いなくても、毎日葉に害虫がついていないか確認をします。ついていたらすぐに駆除をするようにします。
またネキリムシの被害を発見したら、根元の土を掘り返してすぐに駆除して下さい。
トウ立ち
レタスはトウ立ちしやすい野菜です。トウ立ちすると結球しにくくなってしまいます。夜間は部屋の灯りや街灯の灯りが当たらないように移動をするようにしましょう。
レタスの収穫
苗を植え付けて50~60日ぐらいで収穫が出来るようになります。結球をした部分を押して固く締まっていれば収穫のタイミングです。お天気の良い日に包丁等で根元を切って収穫をします。
レタスとは
結球をする玉レタス。グリーンリーフなどの非結球タイプ。ロメインレタスのように葉を巻かずに立って育つタイプ。サンチュのように外葉から掻き摘むタイプ。等レタスは大きく4種類に分ける事が出来ます。
レタスを収穫すると茎の切り口から白い液体が出てきます。これは新鮮な証拠で、収穫してから時間がたつと赤くなります。
生が美味しいレタスですが、サラダにする時は包丁等で切るのではなく、手でちぎる方がドレッシングもよく絡んで美味しく頂けます。
プランターで栽培できるカラフルな野菜パプリカ
甘みがあり、生でもおいしく食べられるパプリカは、ピーマンが完熟したものです。ピーマンに比べ栽培期間は長いですが、緑色から徐々に黄色や赤、オレンジ色に変わって行く姿は見ていて楽しいものです。苗から育てれば50日ほどで収穫することができます。
パプリカの植え付け時期は5月です。60cm以上の大型プランターに野菜用の培養土を入れ、株間を20cm以上開けて植え付けます。植え付け後は仮支柱を立てておきます。
パプリカは乾燥に弱いため、土が乾燥したら水をたっぷり与えます。夏の間は朝夕の2回水やりしましょう。水が土中の病原菌を跳ね上げ、株が病気になる恐れがあるため、乾燥対策を兼ねて株元にマルチングを施しておくと安心です。
一番花は、株の生長を優先させるために摘み取ります。またわき芽も摘み取り、株の風通しを確保しましょう。実がなり始めてから、2週間に1回のペースで追肥を施します。
実はある程度の大きさになってから生長が止まり、そこから徐々に変色していきます。実全体が赤や黄色になったらハサミで付け根を切って収穫しましょう。植え付けから70日ほどで収穫できます。
プランターで栽培できるカラフルな野菜ニンジン
オレンジ色のイメージしかないニンジンですが、白や黄色、紫色などさまざまな色の品種があります。品種によって食感も変わってくるので、好みの品種を選ぶといいでしょう。一つの袋に複数の品種の種が入っているものも売られています。
ニンジンは種から育てます。種まきの時期は3月上旬から5月上旬、7月中旬から9月上旬です。深型のプランターに筋まきします。種の流出を防ぐために、まき終わったら土を軽く押さえましょう。
ニンジンの間引きは合計3回です。最終的に株間が10cmほどになるように間引きます。間引いた株は食べることができます。2回めと3回めの間引きの後に追肥を与えます。
小型の品種のニンジンは70日から90日ほどで収穫することができます。土から見えている実が1cmほどになったら引き抜いて収穫します。普通サイズの品種は100日から120日ほどで収穫できます。実が4cmくらいになったら収穫しましょう。
プランターで栽培できるカラフルな野菜スイスチャード
スイスチャードとは、別名フダンソウとも呼ばれる夏の葉野菜です。茎の色が赤や黄色、オレンジ色、白と鮮やかで、観賞用としても親しまれています。栄養分が豊富で、ほうれん草に似たクセのない味なので、さまざまな料理に利用できます。
スイスチャードは種から育てます。種まきの時期は4月中旬から10月中旬までと長いのですが、初めて育てる場合は、気候が安定する春か秋の種まきをおすすめします。種をまく前に2時間ほど水に浸しておくと、発芽率が上がります。60cm以上のプランターに筋まきします。芽が出るまでは水をたっぷり与えますが、その後は少し乾燥気味に育てます。
間引きは合計2回行い、株間を10cmになるようにします。追肥は基本的に必要ありませんが、大きく育てたい場合は、液体肥料を週に1度のペースで与えます。
種まきから45日ほどで草丈が15cmくらいになったら収穫時期です。ハサミで株元を切って収穫しましょう。30cmくらいまで育てれば、葉を摘み取って収穫することもできます。ただし、大きくなってくるとアクが強くなってくるので、生で食べたい場合は小さいうちに収穫しましょう。