多肉植物は多くの科・属に分類されますが、その特徴はどれもが違い、水やりや肥料の時期など育て方も大きくはありませんが変わってきます。育てたい植物を選ぶのは属科ではなく見た目や育てやすさで選んでいただきたいですが、この記事では参考までにアオエニウム属の多肉植物で代表的なものを4つご紹介いたします。
目次
アオエニウム属の特徴
とても丈夫な種類ですが、日本の突き刺さるような寒さと酷い暑さで育てるのには少し大変な植物です。もちろん人の過ごす温度である室内ならば日当たりの良い場所で育てることができます。日当たりの具合で葉の色が濃くなったり薄くなったりするため観察していてとても楽しい多肉植物です。生育サイクルはカナリア諸島が原産地であるためほとんど冬型になります。
艶姿
上に伸びていく多肉植物で、太い幹と蓮の花に少し似ている形が特徴です。春になると花を咲かせて空間を鮮やかにしてくれます。水やりは月に1~2回程度で十分で、霜に当てても平気な非常に強い多肉植物ですので、水やりを忘れてしまう方や忙しくてなかなか家に帰れない方にもおすすめです。人気の品種でありますが、比較的栽培の難易度も低いため気軽の育てることができます。
黒法師
一般的な植物ではなかなか見られない、葉が黒と赤や紫で個性的な黒法師はとても個性的でアオエニウム属の中では一番と言っていいほど人気のある多肉植物です。黒が薄い固体もありますが、少々乾燥気味を意識しながら育てて日光にしっかり当てるとつやつやな黒に輝くでしょう。土は水はけの良いものを選びましょう。市販の多肉植物用培養土で問題ありません。
夕映え
季節によって花の色が変わるという夕映えは、生育期である冬になると細かくギザギザが入った葉が虹色に彩られるため、とても不思議な外見になる多肉植物です。休眠期である夏は緑一色になり大人しくなってしまいますが、初夏には白くて小さな花が咲くこともあります。過失に気を付けて風通しと日当たりの良い場所を選んでおきましょう。大きいものだと25cm程度まで成長します。
サンバースト
肉厚な葉が集まって構成されているサンバーストは、葉の外側が黄やピンクに縁どられて色鮮やかになる多肉植物です。斑が入っている品種の中では特に育てやすいと言われるため、初心者にもおすすめできる植物です。こちらは二週間に一度を目安に水やりしてください。上手く育てると30cm近くまで大きくなる場合もありますので、鉢植えのサイズなど最初に考えて育て始めた方が良いかもしれません。
多くのアオエニウムからお気に入りを探す
アオエニウム属は一貫して冬型であるため、同じ属中で寄せ植えをすると上手く育てることができますが、色合いを考えるとあまりカラフルに見えないのが少し残念です。パステル系の色をしたものが少なく、緑や黄色、黒法師の暗い赤や黒系の色が多いため単体で育てる方が美しく見えるかもしれません。多肉植物を育てた事のない方は、最初にお気に入りの品種を見つけてとりあえず単体で育ててみることをおすすめします。そうして多肉植物の育て方について実践しながら学んでいくと、多くの品種もその知識を応用させて育てることができます。